NURO光でんわのオプション詳細と注意点を解説します

最近は4〜5年前に比べてスマホの普及が著しいこともあり、特にお子さんのいらっしゃらない若いご夫婦などはご自宅に固定電話が無い方もいらっしゃるかと思います。
とはいえ、固定電話を持っている世帯は全世帯あたり70%以上と、固定電話はまだまだ必要とされています。実際、例えばまだスマホを持っていない小学生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さん同士のコミュニケーションに必要だったりもします。
さて、現在すでにご自宅に固定電話がある方、これから固定電話を引こうか考えている方がたくさんいらっしゃると思いますが、そういった方はインターネット回線をNURO光にする時に、固定電話も一緒に月額が非常に安いNURO光でんわにするかどうか検討されている方も多いのではないでしょうか。
そしてそういった方の中には、固定電話の迷惑電話が気になる方も多いことでしょう。
そういった方のためにNURO光でんわには、アナログ回線の固定電話同様に迷惑電話を防止する様々なオプションがあります。もちろん迷惑電話を防止するサービス以外にも、キャッチホンやボイスワープに相当するような固定電話の使用をより便利にするオプションサービスもあります。
具体的に言うとNURO光でんわには、
・番号通知リクエスト
・キャッチ電話
・着信お断り
・着信転送
の5つのオプションサービスが用意されています。(各サービスの詳細は下で詳しくご説明しています^^)
ただ、オプションサービスの名前を聞いただけではどのようなサービスなのか分からないと思いますので、この記事ではそれぞれのオプションの詳細とその活用法、注意点についてご説明したいと思います。
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NURO光でんわの知っておくべき特徴を注意点も含めて解説します!
NURO光でんわオプションの月額
では、まずはNURO光でんわの各種オプションの月額についてお伝えします。それぞれのオプションの詳細やその使い道については、下のNURO光でんわのオプションを一つ一つ解説しますの項でご説明しますね。ちなみにNURO光でんわの知っておくべき特徴を注意点も含めて解説します!の記事から来られた方も、同様の内容なので次の項まで進んでしまってOKです^^
では、それぞれのオプションの月額についてご説明します。以下の表をご覧下さい。
内容 | 初回工事費 | 月額 |
---|---|---|
1、番号表示 | 1,000円 | 400円 |
2、番号通知リクエスト | 1,000円 | 200円 |
3、キャッチ電話 | 無料 | 300円 |
4、着信お断り | 1,000円 | 600円 |
5、着信転送 | 無料 | 500円 |
※番号は分かりやすいように当サイトで独自に振ったもので、実際の各種サービスには番号は割り振られていません
NTTのアナログ回線でもそれぞれ同じオプションがあるのですが、その月額はNURO光でんわのオプションと全く変わりません。ですので、これらオプションは高くも安くも無い一般的な料金と言えます。
しかし、NURO光でんわのオプションの料金がアナログ回線よりも優れている部分があります。それは特定のオプションの組み合わせだと月額や工事費がおトクになるというところです。NURO光でんわのオプションのパック料金は具体的には以下の表のようになります。
(オレンジで記載の部分が個別に契約するよりも安くなる部分です。また、表の「備考」にはパック内のオプションをそれぞれ個別に契約した場合の合計月額を参考までに記載しました)
パック内容 | 工事費 | 月額 | 備考 |
---|---|---|---|
1番号表示、2番号通知リクエスト | 無料 | 600円 | (600円) |
1~5全て | 無料 | 900円 | (2,000円) |
3キャッチ電話、4着信お断り、5着信転送 | 無料 | 630円 | (1,400円) |
1番号通知、2番号通知リクエスト、3キャッチ電話、4着信お断り | 無料 | 800円 | (1,500円) |
3キャッチ電話、4着信お断り | 無料 | 530円 | (900円) |
まず、どの組み合わせも工事費が無料になるという点が非常に大きな特徴です。
また、パックによってはその月額は非常に安くなります。例えば月額600円の「着信お断り」オプションを使いたい場合、月額630円の「キャッチ電話・着信お断り・着信転送」パックは月額が30円増えるだけで工事費も無料になります。ですので、そういった方はいっその事こちらのパックにするのはありかもしれません。
とはいえ、使いもしないオプションを無理に契約する必要はありませんので、パックを使うかどうかは、まずご自身が絶対に必要なオプションを選んでから、それに一番近いパック料金を見てみてその月額とオプション内容を照らし合わせて考えると良いと思います。
NURO光でんわのオプションを一つ一つ解説します
NURO光でんわには全部で5つのオプションが用意されています。この項では一つ一つのオプションについて、その基本的な内容と注意点、また「こういったシーンで使うと有効活用できるよ!」という具体例をお伝えしていきたいと思います。
1、番号表示
番号表示は以下のようなサービスです。
- 電話をかけてきた相手の電話番号が表示される
- 番号表示に対応した電話機が必要
- いわゆるNTTのナンバーディスプレイです
「他のオプションはいらないけど、これだけは必要!」という方も多いのではないでしょうか。かかってきた電話番号が目に見えるのと見えないのでは安心感が違いますし、「非通知の場合は電話を取らない」など迷惑電話対策もできます。
そしてこの番号表示なんですが、電話帳機能がある電話と組み合わせることでその真価を発揮することができます(本当に安価な電話機以外は付いているものが多いです)。
電話帳機能があれば、登録してある方からの着信時にその方の名前を表示させることができます。誰からかかってきた電話なのか一目で分かるというのは非常に安心ですね。相手が親しい友人の場合でも、電話を取る前に一呼吸置いて心構えができるのも良いと思います。
ですので、番号表示を使うのであれば、電話帳機能もある電話機を私はオススメします。
番号表示と電話帳機能を組み合わせると例えば、
- 留守電にメッセージが入っていなくても誰からの電話かすぐにわかる
- ご家庭の場合、誰宛の電話かを確認してから電話を取れる
- 知らない電話でも出なければならない時、こちらから名乗らないで出られる
といったメリットがあります。
3つ目に関しては、例えば「買った商品の入荷連絡を待っているけれどどういった電話番号でかかってくるかわからないから、とりあえず全ての電話を取らなくてはならない」なんて時に使えます。番号表示があれば、知らない番号は旦那さんがとりあえず全て電話に出る、なんてこともできますね。
他には、誰からの電話かを見た後に「この人とはいっつも電話が長いから、今忙しいしちょっと辞めとこう」なんて居留守を使えたりもします(笑)
いずれにしても、番号表示されると非常に安心して電話に出ることができます。NURO光でんわは月額が500円ですので、月額を切り詰めたい方以外は月額200円の番号表示は付けて損は無いと私は思います。
2、番号通知リクエスト
番号通知リクエストは以下のようなサービスです。
- 非通知でかかってきた電話を着信拒否できる
- 相手には「あなたの電話番号を通知しておかけ直し下さい」という旨のメッセージが流れる
- いわゆるNTTのナンバーリクエストです
非通知で電話がかかってきたら、あまり気分の良いものではないと思います。気分が悪くなるだけならまだしも、非通知の相手が「オレオレ詐欺でだましてやるぜ」などと悪いことを考えている可能性もあります。
そういった相手から来た非通知の電話をシャットアウトできるオプションが「番号通知リクエスト」です。
なお、この番号通知リクエストには気をつける点が2点あります。
- 番号表示オプションも一緒に申し込まないと使えない
- 電話機自体に非通知を拒否する機能があればこのオプションは不要
番号通知リクエストを使うには、番号表示オプションの契約も必須です。ですのでこの番号通知リクエストを使いたい場合は、「番号表示・番号通知リクエスト」のパックで契約しましょう。そうすれば工事費が無料になります。
また、電話機自体に非通知拒否の機能があるなら、番号表示リクエストは契約しなくて大丈夫です。ただし、電話機の機能を使って拒否する場合も番号表示オプションは契約する必要があります。
番号通知リクエストの具体的な使用例を挙げたいところですが、このオプションの使い道は、
「非通知の迷惑電話を拒否する」
というこの一つに尽きます。なんにせよ、非通知でかけてくる相手は良からぬことを考えている人が多いはずですし、知り合いであればまず非通知でかけてくることは無いでしょう。
そういった迷惑電話をかけてきた人達に、
ということを伝えられるといった面もありますので、非通知電話がイヤな方はこのオプションを使うか、非通知拒否機能付きの電話機を用意するのが良いと思います。
なお、番号通知リクエストは契約しただけでは有効にならないので、契約後にサービスを有効化する必要があります。
有効化の方法は、
こうすることで番号通知リクエストが有効になります。補足までに、もし再度無効化したい場合は「148」の後に「0」をプッシュすることで無効化することができます。
3、キャッチ電話
キャッチ電話は以下のようなサービスです。
- 通話中に他の人から電話がかかってきたら電子音でお知らせされる
- その際、電話機のフックボタン操作で後からかかってきた人と通話ができる
- 最初に通話していた方との通話は一旦保留になる
- いわゆるNTTのキャッチホンです
友人と他愛もない世間話をしている時に会社から電話がかかって来る可能性がある場合など、緊急を要するような電話がかかって来そうな時に重宝するのがキャッチ電話です。大事な電話の場合、その場で一時的にでも電話を取るのと不在の場合では相手からの印象がだいぶ変わる場合もあります。
注意点としては、
ということです。
つまり番号表示オプションを契約していても、通話中にかかってきた電話をキャッチ電話で取ることはできるが、電話を取ってみないとその相手が誰かわからないということ。
NTTの光電話のキャッチホンは通話中にかかってきた相手の電話番号がわかるので、この点はNURO光でんわのキャッチ電話最大の欠点だと思います。正直、通話中にかかってきた相手が誰か分からないと、どちらを優先すべきか困ってしまうので結構微妙な気がします^^;
さて、NURO光でんわのキャッチ電話は上記のような欠点をかかえていますので、有効な使用例としては、
- 会社から大事な電話がかかって来そうな時
- 友人から大事な返答の電話を待っている時
- 夕飯時に「今から帰るね」の電話を待っている時
など、逃したくない電話がかかってくることがある程度予想される時に使えます。
そういった電話を待っている時に電話で話している相手には、「ちょっと会社からの大事な電話が来るかもしれないから、その時は一旦キャッチ電話にさせてね~」などと事前に伝えておけば、先に話していた方も気分を悪くしないと思います。
4、着信お断り
着信お断りは以下のようなサービスです。
- 迷惑電話を取った直後に登録操作を行うと、次回からその電話番号を着信拒否できる
- 登録件数は最大30件まで
- 電話機自体にこの機能があればこのオプションは不要
番号通知リクエストは非通知電話を拒否するサービスでしたが、この「着信お断り」はご自身で登録した特定の電話番号を着信拒否できるサービスです。断っても断ってもかかってくるセールスの電話などに有効です。
しかし、このサービスの使い勝手には下記のような注意点があります。
- 相手が非通知の場合は登録できない
- 登録するには一度電話に出る必要がある
- 登録を解除したい場合は直前に登録した番号しか解除できない
まず、相手が非通知の場合は登録できませんので、非通知をどうしても拒否したい場合は、番号通知リクエストサービスを使うかもしくはその機能の付いた電話機を使用しましょう。
2点目については、着信拒否したい電話番号を登録するためには、その電話番号から電話がかかってきたときに一度その電話を取らなくてはいけません。そしてその電話を切った後に、専用ナビダイヤルに電話して登録作業を行います。
また、もし着信拒否を解除したい場合、直前に登録した電話番号を解除するか、全ての着信拒否を解除するかしか選ぶことができません。
電話機自体に特定の電話番号を拒否できる機能が付いていれば拒否したい電話番号を登録するだけですし、解除するのも必要な番号だけを選べます。ですので、もしこの機能をがっつり使いたい場合はそういった機能が付いた電話機を購入した方が良いでしょう。
さて、この着信お断りの有効活用例ですが、
- 何度もかかってくるセールスや勧誘の電話
これを撃退するのがやはり主な使用法になるかと思います。セールスなどに限らず、不明な相手から何度もかかってきた場合にも有効です。
実際に着信拒否する手順を以下に記します。着信拒否する方法は以下のようになっています。
・「2」最後にかかってきた電話番号を着信拒否する
・「3」最後に登録した着信拒否の電話番号を1つ解除する
・「9」登録した着信拒否の設定を全て解除する
つまり、もしかかってきた電話を取った時にそれが迷惑電話であれば、電話を切った後にすぐ「144」→「2」の順で迷惑電話を登録するという流れになります。
5、着信転送
着信転送は以下のようなサービスです。
- 固定電話にかかってきた電話を別の電話機に転送して電話が取れる
- 転送先はスマホや携帯電話ももちろん可能
- いわゆるNTTのボイスワープです
着信転送サービスを使えば、自宅の電話に重要な電話がかかってくるけど外出もしなければならないなんて時に、自宅にかかってきた電話を持ち歩いているスマホで取ることができます。朝から夜まで大体外にいる方にもオススメのサービスです。
しかし、下記のような注意点もあります。
- 迷惑電話も全て転送されてきてしまう
- 転送先の電話機に電話があった時、それが転送されたものか直接かかって来たものかわからない
- 転送元から転送先への通話料金はご自身で負担しなくてはならない
ご自宅にかかってきた電話は全て転送先に登録した電話機にかかってくるので、もし迷惑電話がいっぱいかかってきたらそれらも全て転送されてしまいます。ですので、もしご自宅への迷惑電話が多い方は、「番号通知リクエスト」か「着信お断り」サービスと併用した方が良いでしょう。
2つ目について、転送先へかかって来た電話機に着信があったとき、それが転送元から転送された電話なのかその電話機に直接かかってきたものなのかは判断できません。
これによる弊害は主に、
・転送元の固定電話を仕事で使っていた場合
に起こります。
転送先をプライベートでも使うスマホにしていた場合、かかってきた電話が仕事関係なのか友人なのか分かりません。ですので、仕事関係だった場合に備えて、電話を取るときの第一声を常に「お電話ありがとうございます」などにしておかなければならなくなります。
と言っても、一般家庭で使う場合は固定電話もプライベートで使うことがほとんどだと思うので、仕事で使わない方はあまり気にしなくて大丈夫です^^
3つ目について、通常の電話であれば通話料金は電話をかけた相手が支払います。しかし、着信転送サービスを使った場合は、相手とご自身の両方に通話料金がかかるのです。
上画像は着信転送のご利用イメージなのですが、具体的には「発信者→転送元」間の通話料金は電話をかけてきた相手、「転送元→着信者」間の通話料金はご自身の負担になります。
ですので、「自宅にかかってきた電話を外出先でも取れるなんてすごく便利!」と、どんどん着信転送サービスを利用すると通話料金が非常に高額になるので、これについては十分気をつけましょう。なお、着信転送サービスはナビダイヤルに電話をすることですぐにオン・オフができますから、着信転送が必要無いときはオフにして料金を節約するようにすると良いと思います。
着信転送サービスの具体的な使い道ですが、
- 家にほとんどいないので、スマホを転送先にしていつでも取れるようにしておきたい
- 固定電話に仕事の電話が頻繁にかかってくるので、外出先でも取れないとまずい
- 仕事の電話を別場所の事務所でも取れるようにしたい
といった場合に便利です。いずれにしても、在宅でお仕事をしている方の方が必要性が高いかもしれないですね。もちろんお仕事をしていない方でも、「私用の電話がかかって来た時に、外出先でも漏れずに取りたい」という方は多いので、そういった方にもオススメです。
なお、着信転送サービスは使いたいときにサービスを有効化する必要があります。その方法は以下のようになっています。
この方法で着信転送サービスを利用開始できます。(なお、着信転送を再度無効化するには「142⇒0」をプッシュします)
その後、転送先の電話機を設定する必要があるのですが、その設定方法を書くと少々長いので、こちらについてはお手数ですがNURO光公式-着信転送サービス詳細のページの「ご利用方法<転送先の設定>」の項をご覧ください。
まとめ:迷惑電話防止系のオプションは特に付けた方が良い
以上のようにいろいろなオプションがありますが、オプションによっては必要な方、全く必要でない方様々だと思います。ですが最近は電話による詐欺被害なども多いので、特に迷惑電話防止系のサービス(番号表示や番号通知リクエスト、着信お断り)は少しでも必要に感じたら付けた方が良いでしょう。
なお、オプションサービス詳細でもお伝えした通り、使用したいサービスを使うための機能が電話機自体に付いていなければならなかったり、オプションサービスに申し込みをしなくても電話機自体に同様の機能がある場合もあります。
ですので、電話機を選ぶときはまず必要なオプションサービスがあるかどうかを決めてから、電話機を購入すると良いと思います。
NURO光でんわを使用するのであれば、ご自身に必要なオプションは無いか一度考えてみましょう^^
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