NURO光でんわにしたら今までと同じ電話番号は使える?

NURO光を含めた光回線は、今では最も一般的なインターネット回線の一つです。それに伴って光電話の認知度も上がってきています。
固定電話を光電話にする最も大きな利点は、NTTのアナログ回線よりも電話代金が非常に安いこと。ですのでその安さゆえ、インターネットを光回線にする際に電話も光電話に切り替える方がとても多いです。
もちろんNURO光にも「NURO光でんわ」という光電話があって、その月額基本料金は非常に安い月額500円となっています(余談ですが、NURO光の光電話は「光でんわ」とひらがな表記です)。アナログ回線だと月額基本料金は1,700円なので、その料金の差は歴然です。
しかしここで気になるのが、「光電話にした後も今まで使っていた電話番号と同じ番号って使えるの?」ということだと思います。
これについてはNTT加入電話の電話番号をお持ちの方でしたら、光電話に変えた後も同様の電話番号が使えます(NTT加入電話とは何かについて詳しくは下でご説明しますね)。今現在、アナログ回線の電話をお使いの方や、現在は光電話を使っているけれど光電話にする前からずっと同じ電話番号を使っている方は、NTT加入電話の番号をお持ちの可能性が高いです。
こういった場合は同じ電話番号を使うための手続きをしてNURO光でんわにした後も同番号を使えるようにするのですが、その仕組みのことを番号ポータビリティと言います。
電話番号は変わると何かと面倒くさいので、できれば変わらない方が好ましい方が多いと思います。そしてアナログ回線に比べてNURO光でんわはとっても安いですから、月々の料金は下げたいところ。
そういったあなたの為にここでは、NURO光でんわにしたときにあなたは番号ポータビリティができるのか?その時の費用や手続き方法の流れについてご説明していきたいと思います^^
どういった場合に電話番号を引き継げるのか?
番号ポータビリティとは、NURO光でんわに変えた時も今までお使いの電話番号を継続して使えるようにする仕組みのことを言います。逆に言うと番号ポータビリティのお手続きをしないと、NURO光でんわにした時に今までの電話番号は廃止されて別の新しい電話番号が付与されます。
また、補足ですがNURO光でんわを解約した後もお手続きさえすればその後も同じ電話番号を使うことができます。(ただし、NURO光でんわを契約したときに新しい電話番号にした場合は、その電話番号はNURO光でんわ解約後には継続使用できません。また、番号ポータビリティする前の電話番号がNTTのライトプランだった方もNURO光でんわ解約後は継続使用できません)
番号ポータビリティできるかどうかは、現在お使いの電話番号がNTT発番の番号かどうかで決まります。このNTT発番の電話番号を休止手続きして、NURO光でんわに移すことでそのままの電話番号が使えるというわけです。イメージとしては、NTTが管理している電話番号をNURO光でんわで借りるようなイメージです。
なお、現在お使いの電話番号がNTT発番かどうかは、NTT東日本にお電話で問い合わせることで調べることができます。問い合わせのお電話番号は以下になります。
・固定電話からは「116」にお電話する
・携帯電話・スマートフォンからは「0120-11-6000」にお電話する
ではあなたが番号ポータビリティできるかどうかを具体例を挙げてご説明します。
番号ポータビリティできる場合
番号ポータビリティできるのは以下の2つのパターンになります。
NTT回線(アナログ回線)の電話をお使いの場合
現在、一般的なNTT加入電話をお使いの場合は、光電話に変えても番号ポータビリティすれば同じ電話番号が使えます。
ただし、NTT加入電話がライトプランの場合は番号ポータビリティはできるのですが、今後もしNURO光でんわを解約するときには同じ電話番号を残すことが出来ないので注意しましょう。現在お使いのNTT加入電話がライトプランかどうかは、少し上に書いたNTTへの問い合わせ先へ問い合わせることで確認できます。
番号ポータビリティした光電話(もしくはケーブルテレビの電話)をお使いの場合
現在、すでにNURO光でんわ以外の光電話(もしくはケーブルテレビの電話)を使用していて、その電話を契約した時にNTT加入電話の電話番号から番号ポータビリティした電話番号を使っている場合は、NURO光でんわにしたときも同じ電話番号が使えます。
ただしこの場合は、休止していたNTT加入電話を一旦復活させた後にNURO光でんわに番号を移行する必要があります。この手順を間違えると電話番号が消失してしまうので、しっかりした手順で行う必要があります。手順は下のほうでご説明していますので、そちらも合わせてお読みください。
なお、元々のNTT加入電話がライトプランだった場合はNURO光でんわでは同じ電話番号は使えず、新しい番号が付与されます。
番号ポータビリティできない場合
以下の場合は番号ポータビリティができませんので、NURO光でんわを利用される方は新しい電話番号になります。
現在、光電話(もしくはケーブルテレビ電話)をお使いで、契約した時に新たに取得した電話番号をお使いの場合
現在使用している電話番号が、光電話やケーブルテレビ付帯の電話を契約した時に新しく取得した電話番号の場合、その電話番号を引き継ぐことはできません。この場合はそれらの電話を解約した後にNURO光でんわで電話番号を再取得することになるので、新しい電話番号が割り当てられることになります。
なお、NURO光でんわの電話番号はNTTの電話番号と同様、市外局番から始まる一般的な電話番号です。
番号ポータビリティにかかる費用は?
番号ポータビリティ自体の費用は、NTT利用休止の工事費として2,000円がかかります。これはNTTから請求が来ます。
NURO光でんわ自体の工事費が3,000円なので、番号ポータビリティしてNURO光でんわを使い始める初期費用は計5,000円ということになります。また、NURO光のインターネット回線自体の契約事務手数料が3,000円なので、NURO光を新規契約した際に番号ポータビリティしてNURO光でんわも同時契約した時の、月額以外の全体の初期費用は計8,000円ということですね。
なお、下の項でご説明しますが、番号ポータビリティする際のNTT利用休止の手続きはNURO光のほうでやってくれるので、ご自身で手続きをする必要はありません。
補足ですが、もしその後NURO光でんわを解約して再度NTT回線に戻す場合はNURO光でんわの解約費用2,500円がかかります。この他、NTT側でNTT回線の再開費用が2,000円~10,000円かかりますが、ほとんどの場合は2,000円になるようです。
NURO光でんわへ番号ポータビリティする方法は?
では、番号ポータビリティをしてしっかりNURO光でんわへ切り替える手続きの流れをご説明します。手続き方法は元々NTTのアナログ回線を使用していた場合と、他回線の加入電話などを使用していた場合とで変わってくるので、それぞれの場合についてお伝えしますね。
なお、あなたが現在お使いの電話番号が番号ポータビリティできるかどうかは、上の項のどういった場合に電話番号を引き継げるのか?をお読み下さいませ。
番号ポータビリティするための流れは、あなたの現在の電話環境がNTT加入電話(アナログ電話)を使用しているのか、もしくは光電話など他の回線を使用しているのかどうかによって、下記の2通りのどちらかになります。なお、どちらの場合でもNURO光でんわに番号ポータビリティする際のNTT加入電話の休止手続きは、NURO光側で行ってくれます。
具体的な申し込み方法は、使用するキャンペーンやどこで申し込むかによって変わってきますので、ここでは「これだけ押さえておけば安心して番号ポータビリティできる!」という要点をお伝えします。各キャンペーンサイトでの実際のお申し込み方法は、各キャンペーンを解説した記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
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NTT加入電話(アナログ回線)の電話をお使いの場合の流れ
2、NTT加入電話を休止する(NURO光がやってくれる)
3、NURO光でんわが開通する
現在、NTT加入電話をお使いの場合は上記のような流れになります。この内、ご自身で行うのはNURO光でんわの契約のみで、2番のNTT加入でんわの休止手続きはNURO光側が代わりにやってくれます。ですので、NURO光でんわを契約するときに番号ポータビリティする手続きだけ忘れないようにすれば、NURO光でんわを契約した後はNURO光に任せて電話の開通を待てば大丈夫です。
なお、インターネット上のお申し込みでしたら、NURO光でんわを申し込む際に「番号ポータビリティするかどうか」選ぶ項目が必ずあります。電話でのお申し込みなら、電話先でNURO光でんわを使用することを伝えるときに番号ポータビリティすることも忘れずに伝えれば大丈夫です。
番号ポータビリティした光電話(もしくはケーブルテレビの電話)をお使いの場合の流れ
2、NURO光でんわを契約する
3、NTT加入電話を再度休止する(NURO光がやってくれる)
4、NURO光でんわが開通したことを確認して、現在お使いの他回線の電話を解約する
現在、NTT加入電話から番号ポータビリティした光電話などをご利用中の方はまず、現在の光電話などから一旦NTT加入電話へ戻す必要があります。光電話などの加入電話から光電話への直接の番号ポータビリティが出来ないため、どうしても一旦NTT加入電話に戻す必要があるのです。
他回線の加入電話からNTT加入電話に戻す時は、下記のNTTの電話番号にかけて手続きをするだけでOKです。
・固定電話からは「116」にお電話する
・携帯電話・スマートフォンからは「0120-11-6000」にお電話する
お電話先では「休止していたNTT加入電話を復活させたい」と伝えれば大丈夫です。なお、復活させる工事費は2,000円~10,000円ですが、特別な事情がない限りは2,000円で済むことがほとんどです。
NTT加入電話復活のお手続きをしたら、NURO光でんわを契約すれば後の処理はNURO光側で行ってくれます。NURO光でんわを契約するときに番号ポータビリティする手続きだけ忘れないようにしましょう。
なお、インターネット上のお申し込みでしたら、NURO光でんわを申し込む際に「番号ポータビリティするかどうか」選ぶ項目が必ずあります。電話でのお申し込みなら、電話先でNURO光でんわを使用することを伝えるときに番号ポータビリティすることも忘れずに伝えれば大丈夫です。
NURO光でんわが開通したら、今まで使用していた回線の加入電話を解約しましょう。NURO光でんわが開通する前に今まで使用していた加入電話を解約してしまうと、番号ポータビリティが出来ず、今まで使用していた電話番号が消失してしまう恐れがあります。ですので、必ずNURO光でんわが開通したことを確認してから、今まで使用していた加入電話を解約してくださいね。
NURO光でんわの具体的な開通時期と開通確認方法は?
NURO光の新規お申し込みと一緒にNURO光でんわを申し込まれる方がほとんどだと思いますので、ここでは新規でNURO光を申し込まれた際に一緒にNURO光でんわも申し込んだ場合の開通時期についてご説明します。
NURO光を申し込んでから、実際にインターネット回線が開通するまでの目安が約1ヶ月です(3月など引越しの時期と重なるような時期は2ヶ月以上かかることも多いです)。そしてNURO光でんわはNURO光のインターネットが開通してから、約1週間前後で開通します。
ですので、他のインターネット回線から乗換えをされる方は、NURO光でんわの開通にこれくらいの期間がかかることも見越しておきましょう。間単に言うと、開通までにはしばらく期間がかかるのでNURO光にすると決めたらなるべく早めにNURO光を申し込んだほうが良いということですね。
なお、NURO光でんわが開通すると、NURO光で発行されたSo-netのメールアドレス宛にNURO光でんわ開通のお知らせが届きます。他回線の電話から番号ポータビリティした方は、必ずこのメールが届いたことを確認してから今まで使っていた電話を解約するようにしましょう。
番号ポータビリティの手続きに必要な情報は?
番号ポータビリティをする際に最低限必要な情報は以下のようになります。
・現在使用している電話番号
・NTT加入電話の回線名義人の氏名
NTT加入電話の回線名義人の氏名は大抵は家主の方になっていると思いますが、もし分からなければNTTへ問い合わせてみましょう。問い合わせ先は以下の電話番号です。
・固定電話からは「116」にお電話する
・携帯電話・スマートフォンからは「0120-11-6000」にお電話する
電話先では、「回線名義人を知りたい」と聞けば大丈夫です。
補足:休止したNTTの電話加入権の更新方法は?
補足ですが、休止したNTT加入電話の更新方法もお伝えしておきますね。
NTT加入電話を休止するとNTTは5年間の間、休止した電話番号を保管しておいてくれます。ちなみにNTT加入電話を休止してから5年間が過ぎると、NTTから「利用休止に関する通知ハガキ」が届きますので、そのハガキで5年間が過ぎたことを知ることが出来ます。
その時に休止期間の更新を行わないと、そこからさらに5年間が経過した段階(つまりNTT加入電話を休止してから計10年間)でNTT加入電話の解約が自動的に行われます。つまり、それ以後にもしNURO光電話を辞めたときは番号ポータビリティをして同じ電話番号を使うことが出来なくなるということです。
ですので、もしNURO光を辞めた後も同じ電話番号を使いたい場合は、NTT加入電話の休止から5年が経った段階でNTTに休止更新のお手続きをする必要があります。一応、さらに5年間は更新手続きをしなくても電話番号を保管しておいて貰えますが、5年経った段階で手続きをした方が忘れなくて良いと思います。
お手続き方法は簡単で、下記のお電話番号に問い合わせればOKです。
・固定電話からは「116」にお電話する
・携帯電話・スマートフォンからは「0120-11-6000」にお電話する
お電話先では、「NTT加入電話の休止期間の更新をしたい」と伝えて下さい。
なお、NTT加入電話の休止更新は5年ごとに行えば、何回でも更新が可能です。
まとめ:お手続きは基本的にはNURO光がやってくれるから安心
以上、NURO光でんわを使用する際の番号ポータビリティについてお伝えしました。
現在、NTT加入電話(つまりアナログ回線の電話)をお使いの方は、NURO光でんわを契約するときに番号ポータビリティする手続きさえ行えば、同じ電話番号を引き継いでNURO光でんわを使えます。
注意しなければいけないのは、現在NTT加入電話以外の他回線の光電話などをお使いで、その電話番号をNURO光でんわに引き継ぐ方です。この場合は、NURO光でんわがしっかり開通した後に今まで使っていた電話を解約しないと、電話番号が消失して引き継げない可能性があります。ですので、該当する方はSo-netからNURO光でんわ開通のお知らせが来たことを確認してから、今までお使いの電話を解約するようにしましょう。
今まで固定回線電話を使っていたほとんどの方は、同じ電話番号を引き継いだままNURO光でんわを使いたいことと思います。この記事に書いてあることを読んでいただければ安心して番号ポータビリティが出来ますので、NURO光でんわにして是非月額が安いNURO光を体験してください^^